−−三井住友などの3社統合で東京海上は首位を明け渡します。
◆3社合算で当社を超えるからといって、契約が全部向こうに流れるわけではない。代理店の営業力強化に努めており、顧客との接点を増やして商品の品質を高め、成長にまい進したい。
−−国内損保との統合は?
◆一番肝心なのは、一緒になることで成長を描けるかだ。今のところ他社との統合でそういう効果は見えてこない。足し算だけで大きくなっても、品質を支持されたうえでの成長には遠い話だ。3社が統合しても、金融情勢が厳しくても、ひたすら王道を行く。
−−3社統合の背景は主力の自動車保険の市場縮小です。
◆成熟社会の日本で自動車保険の市場が伸びないのは大前提。その中できちんと評価される商品を増やしていく。少子・高齢化で公的な保障が限界に来ており、医療・年金にも力を入れたい。
−−インターネット販売の自動車保険に進出する狙いは?
◆当社は中高年層に圧倒的に強い一方、パソコンや携帯電話を使いこなす若年層は弱かった。代理店中心の営業は変わらないが、10〜20年先を見越して実験する側面もある。
−−米英の損保を相次いで買収しました。今後の海外戦略は?
◆買収した英ロイズグループのキルンは世界的に保険を引き受けており、欧州に特化していない。今後、欧州での企業の合併・買収(M&A)は検討したい。中東や東南アジアは成長性が期待できるが、買収よりも現地企業との合弁かもしれない。

